レモンバーム(Citrus limon)は、温暖な気候を好むハーブです。北米では室内で育てることが一般的ですが、屋外でも育てることができます。育て方を簡単にまとめます。
適切な場所を選ぶ
レモンバームは、半日陰から日陰の部分を好む傾向があります。また、夏場は涼しい所、冬場は暖かい所が望ましいです。
土を選ぶ
レモンバームは、肥沃で湿度のよい土が好ましいです。pH値は6~6.5の範囲が理想的です。土が肥沃でない場合は、有機物や高品質の肥料を混ぜることで補うことができます。
植える
レモンバームは、10~15 cmの大きさになるまでは、小さいコンテナで育てることができます。大きさが大きくなった場合は、大きめのコンテナに移し替える必要があります。
水やりする
レモンバームは、土が完全に乾いた状態ではなく、常に軽く湿った状態が良いです。乾燥すると葉が萎れてしまうので、適宜水やりをするようにしましょう。
肥料を与える
春から秋にかけて、有機物や高品質の肥料を混ぜて、1カ月に1度程度、肥料を与えることで、根元を強化することができます。
害虫の防除をする
レモンバームは、特に昆虫による被害を受けやすいです。害虫が発生した場合は、基本的には有機的な防除方法を使用することをお勧めします。有機的な防除方法としては、香辛料やハーブの水押し、ニンニクやホールオイルなどを使用することができます。また、虫がたまりやすい部分は、定期的に手入れをするよう心がけることも有効です。
休眠期には水やりを減らす
レモンバームは、冬場には休眠期を迎えます。休眠期には、水やりを減らすことで、植物の成長を抑えることができます。また、温室や室内で育てる場合は、温度が低くなるようにし、水やりも減らすよう心がけましょう。
刈り込む
レモンバームは、刈り込むことで、枝が円やかに成長するように促すことができます。また、刈り込むことで、葉が新しくなり、植物全体が元気になる効果があります。刈り込むのは、芽が3~4本出た程度が理想的です。
以上が、レモンバームの育て方になります。育て方を守って、根元を強化していけば、長く健康的に育てることができるでしょう。
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